事例のポイント
70代女性 / 主婦
将来介護費約791万円の獲得を含む支払額が2.2倍となる約2,208万円の増額に成功
入通院慰謝料 | 219 万円 | 1.5 倍 | 318 万円 | |
休業損害 | 235 万円 | 1.6 倍 | 384 万円 | |
後遺障害慰謝料 | 700 万円 | 2.0 倍 | 1400 万円 | |
後遺障害逸失利益 | 971 万円 | 1.4 倍 | 1404 万円 | |
治療費など | 1,523 万円 | 1.0 倍 | 1537 万円 | |
入院雑費 | 28 万円 | 1.4 倍 | 38 万円 | |
交通費 | 5 万円 | 1.0 倍 | 5 万円 | |
その他 | 11 万円 | 1.5 倍 | 16 万円 | |
将来介護費 | 0 万円 | → | 791 万円 | |
和解調整金 | 0 万円 | → | 7 万円 | |
既払金 | -1,800 万円 | – | -1,800 万円 | |
支払額 | 1,892 万円 | 2.2 倍 | 4,100 万円 |
後遺障害等級・死亡 | 5級2号 |
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受傷状況 | 高次脳機能障害(神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの) |
過失割合 | 当方0:相手方100 |
担当弁護士の解説
保険会社は当初、裁判基準の半分に過ぎない後遺障害慰謝料を提示し、また、休業損害、後遺障害逸失利益などについても低い金額を提示していました。そして、将来介護費(将来における介護にかかる費用)についてはなんらの金銭提示もありませんでした。
将来介護費については、特に後遺障害1級~3級といった極めて重いケースで認められることが多いもので、本件のような5級の認定を受けたケースでは裁判上当然に認められるものではありませんでしたが、弁護士が介入して交渉した結果、平均余命まで1日あたり2,000円で計算した将来介護費を獲得することができました。
以上の通り、将来介護費約791万円の獲得のほか、入通院慰謝料の1.5倍増、休業損害の1.6倍増、後遺障害慰謝料の2倍増、後遺障害逸失利益の1.4倍増を含む支払額が2.2倍となる約2,208万円の増額に成功いたしました。